I wanna be your good mother.

基本的に会社と保育所のあいだを小走りしています。

女社会の苦手な母親

ほぼ同じ月齢の子供を持つママ友(プラスパパ)たちと合同で記念撮影。

ネットに子供の写真アップするの恐いから、目線モザイク入りだけど。

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あっ、モザイクの入れ方間違えたわ。

 

このママ友たち、いわゆる市がやってる「支援センター」で出会った人たちで

もうずっとここ2年ばかり仲がいい。

 

子供たちがまだ小さかったころは、

アルコールの誘惑に耐えきれず、

「一杯だけ……」と言い訳しながら、

駅前の立ち飲み日高屋で生中飲んだりした仲。

 

もちろん、今でも近所の仲イイおっちゃんが経営している居酒屋で

子連れで飲みに行ったりしてる。

親は酒、子供はおやつや果物を持ち込んだりして

親子共々、健全な精神衛生を保つのに、もう本当に助かってる。

 

妊娠中、何が不安だったかって

それまで毎日飲んでいた酒をやめざるを得ないというイライラをベースに、

これから約20年間始まる「養育」という責任を最後まで果たせるのか、とか

復職後に保育園からお呼出がきたらどうしたらいいのか、とか

地元にママ友はできるのか、とか、

「お腹の中の子供の顔が早く見たい」って気持ちの裏には

いつもそんなぼんやりとした不安があった。

 

話は戻るが、持つべきものは「ママ友」だなぁ、と今でもしみじみ思う。

もともと女の集団が大の苦手で

唯一の共通項である「子供」をきっかけに、

それまでの半生も趣味も違う人と仲良くなるのは

なんとなく、不可能に近いと思っていた。

「お子さんかわいいですね〜」なんて

ありきたりの会話をして、褒めて、たまにお茶して。

できればいいけど、無理してできなくてもいいや、ってそんな程度。

 

今のママ友たちとも、最初は連絡先を交換して何度かお茶をしたくらいだった。

が、そんな「知り合い」の溝を埋めてくれたのがLINEだった。

ある日、子供が突然39度の発熱。ぐったりとしておっぱいも飲まない。

ググって「よくあることで大丈夫」ってことだったんだが

苦しそうな顔を見てると、無駄に不安は募る。

 

そんなとき、サクッとLINEでママ友たちに

「○○で●●な状況なんだけどそんなことあった?」って

気軽に聞けるのは助かったな〜。

調べても埋まらないちょっとした不安を、

「ウチはこんなだった」「病院ではこう言われた」ってくっちゃべって

ちょっとホッとするというか、冷静になれるというか。

 

あと、産休中。

あんなに待望の長期休暇だったにもかかわらず、

子供はまだ小さくて遠出できないわ、金もないわで

毎日家に閉じこもってたんだけどそれも飽きる。

ってとき、駅前で軽くママ友とお茶したり

晴れた日に一緒に公園に行って子供を放流するだけでも

なんだか浮かばれた気がした。

 

今、巷で話題になってる埼玉のベビーシッター事件だけど、

確かに緊急で子供を預けなければならない局面も出てくる。

そんなとき、気の置けないママ友がいれば……とも思った。

地元の繋がりの中で、預ける、預かるが気軽にできる環境を構築できれば

こんな悲しい事故は減るかもと思うんだけど

みんながみんなママ友を作れるとは限らないし、

子供の相互扶助を目的とした友人関係の構築もあけすけで、実際ちょっと嫌かもなぁ。

今住んでいる地域でも、公共団体による一時預かりサービスなどがあるが

登録数も少ない上に、緊急時は受け付けられないということで

実働を想定すると、ほぼ使えないに等しい。

 

子供を抱えて東奔西走する母親には

もっと気軽に、安心に使えるネットワークが必要。

それを解決しない限り、この国の出生率は絶対に上がらない。

 

投票権を18歳に格下げして、

うまくいきゃ18歳から成人ってことで税金とろうなんて

そんな回し方じゃなくて、別のこと考えればいいのに。

 

国に望んでも無駄、民間に望んでもリスキー、

となりゃ自分で自分たちの身を守る術を身につけなければならないと

ママ友たちと肩組んで、この国でたくましく生きる覚悟をした2014年の春。

 

 

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